ページ番号1000813 更新日 2019年4月22日
発生が危惧されている大規模震災に対応するため、平成28年3月13日三ヶ島分署総合訓練場に於いて所沢中央消防署消防第3課高度救助隊及び所沢東消防署消防第3課特別救助隊合同による震災対応訓練を実施しました。
倒壊建物内に要救助者が取り残されているが、位置は特定されているという想定で訓練を実施。
最初に建物二次倒壊を防止するためにティーポストを設定しました。
ムービングとは、大型のバールを使用して人力で重量物を排除する手法です。
倒壊建物内に進入すると要救助者がいるであろう開口部を重量物が塞いでいたためムービングで排除しました。
クリビングとは、重量物を大型のバールや資機材を活用し持ち上げ、その下に木材をやぐらのように組み乗せることで安定化を図る手法です。
更に開口部を塞いでいる重量物にクリビングを実施し、進入口を設定しました。
作成した開口部から進入し要救助者発見。スケットと呼ばれる搬送資機材に収容し要救助者を救出しました。
倒壊建物内に要救助者が取り残され、位置の特定がされていないという想定で、検索から救出までの訓練を実施。
ベーシックサーチ(呼びかけ応答)による検索を実施しました。
ベーシックサーチである程度位置を特定し、テクニカルサーチ(機械を活用した検索)を実施しました。
今回は内部の状況を確認するためにプロカムという簡易画像探査装置を使用しました。
要救助者に接触するまでのルートを選定し、開口部に支柱器具を活用したショアリングを実施しました。
内部へ進入し、要救助者に対しパッキングシートで保温を実施。ショートボードに収容し救出しました。
現場の簡易図面、要救助者までのアクセスルート、隊員管理、危険情報など様々な情報を集約しホワイトボードに記入しました。
今回の訓練で実施しご紹介した手法は消防の戦術のごく一部です。災害現場は1つとして同じ状況は無く、臨機応変な対応が求められます。今後も様々な訓練を実施し、有事の際、市民の皆様の安心安全を守るために研鑽していきます。
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