ページ番号1000814 更新日 2019年4月22日
所沢中央消防署では、平成28年9月17日(土)、職員を対象とした「ハイブリッド車等事故発生時対応講習会」を開催しました。
この講習会は、交通事故等でハイブリッド車から乗員の救助等が必要となった場合に、消防職員が走行用モーターに使用されている高電圧バッテリーによる二次災害にあわず、安全かつ迅速に救助活動ができることを目的として、埼玉トヨタ自動車株式会社に御協力をいただき開催しました。車両概要の講義後、実車確認をしながら消防活動上の注意事項等を把握するとともに、水素と酸素を反応させて電気をつくる次世代燃料電池自動車についても実技講習を実施しました。
埼玉トヨタ自動車株式会社からエンジニアを講師として迎え、ハイブリッド車及び燃料電池自動車の概要及び消防活動時の注意点などを研修しました。
トヨタのMIRAI(燃料電池自動車)とプリウス(ハイブリッド車)は、衝突事故の際、エアバックの作動と連動して高電圧は遮断されます。また、大容量のバッテリーは液漏れがしにくい構造になっており、水没事故の際には感電しない安全な仕組みになっています。
MIRAI車両後方の水素タンク
[画像]モータールームの様子(79.9KB)本研修は、当消防局管内の狭山市に水素ステーションが設置されたため、今後、管内を走行する燃料電池自動車の増加が見込まれることを考慮し、燃料電池自動車を中心とした実車確認を行いました。
水素ガスは可燃性で、燃焼する濃度の範囲が広く(4〜74.5%)燃えやすい特徴を有しています。一方では拡散しやすく、滞留しにくいため外部に漏れた場合は、すぐに燃焼可能な濃度の範囲より希薄になります。事故等により配管損傷し水素が漏れた場合でも、水素検知器により水素漏れを検知し、水素の供給を遮断します。また、火災になった場合は、水素タンクの破裂を防ぐために約110℃で安全弁が作動し水素を放出することが分かり有意義な講習となりました。
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