令和6年度 都市型捜索救助に伴う合同訓練
令和6年9月27日に川越地区消防組合川島消防署において、川越地区消防組合と当組合で合同の都市型捜索救助訓練を実施しました。
この訓練は、今後発生が懸念される大規模地震における地震災害により、倒壊した建物に取り残された人々の捜索・救助に迅速な対応をするため、合同訓練を通じて相互に情報交換を行い、現場での即応力の向上、連携強化及び円滑なコミュニケーションを図ることを目的として行われました。
訓練風景
JDRやIRTなどで取り入れられている捜索区域の優先度を判断していく手法で、川越地区消防組合の国際消防救助隊員の方に展示していただきました。

要救助者へ接触するために早期に開口部を作成する手法で、ストライカーやハンマードリルなどを用いてはつり作業を繰り返していきます。
要救助者の近くに開口部を作成しなければならないときなどに、破片や水滴など要救助者に与える負担を最小限にし、開口する手法です。今回はダブルブレードエンジンカッターを用いています。

倒壊建物内に要救助者がいるとの情報のもと、狭隘空間に進入し、要救助者のいる場所へと向かいます。関係者情報をもとに声や物音を頼りに隊員の安全を確保しながら進んでいきます。

狭隘空間の中で、要救助者の状態を正確に観察し、救出プランを選定します。川越地区消防組合の隊員と当組合の隊員がバディとなって活動しています。

災害現場における様々な情報を取りまとめ共有するために用いられ、今後の活動方針が決定されます。


本訓練を通じて、川越地区消防組合が登録している国際消防救助隊員の都市型捜索救助手法を学ぶとともに、円滑なコミュニケーションを図ることで顔の見える関係性を築くことができ、とても貴重で意義のある訓練を実施することができました。
埼玉県下または緊急消防援助隊で他県へ派遣になった際に、顔の見える関係性の構築により、円滑な救助活動が実施できるように、この先もこのような訓練を企画し実施していきます。
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