入浴中の事故を防ぐ
高齢化社会を向かえ、ここ数年入浴中の事故が増えております。平成26年3月、厚生労働省指定型科学研究・入浴関連事故研究班【代表 堀 進悟 先生】による調査研究が取りまとめられました。
この報告書の中に『入浴事故予防策』が提案されておりますのでご紹介いたします。
なお、報告書の引用・パンフレットの転載については厚生労働省指定型科学研究・入浴関連事故研究班 代表 堀 進悟 先生のご了承を得ております。
入浴事故予防策の提案
入浴中の事故による急死が高齢者を中心に、推計値で年間約19,000人発生しております。とくに冬は事故が多いので注意が必要ですが、一年を通して発生しておりますので、適切な入浴方法を知り、入浴中の事故を防ぎましょう。
当消防局管内では、平成25年4月1日から平成26年3月31日までに浴室内で事故に遭われた方が137人発生しており、そのうち65歳以上の方が130人含まれております。
こんな事故が起きています!
【事例1】
浴槽内で意識・呼吸の無い夫を妻が発見。(68歳 男性 重症)
【事例2】
入浴してからしばらく経つので妻が確認したところ、浴槽内で口まで湯に浸かっていた。(73歳 男性 重症】
【事例3】
自宅浴槽内において心肺停止状態で発見。(85歳 女性 重症)
一般市民への周知
- 入浴事故はお風呂で体が熱くなりすぎるために起きる。
- 体が熱くなりすぎるのは湯が熱いときと 長風呂のとき。
- 体が熱くなりすぎない入浴方法は、41℃未満10分以内がよい。
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お風呂に入っても寒いと熱いお湯に入りたくなるので、浴室や脱衣所を暖かくする工夫をしましょう。
『 !ストーブなど、火気を使用する場合は火の元に十分注意してください。』
このほかに、入浴時にはタイマーを設定して10分以上の入浴を避けたり、高齢者の方が一人でお風呂に入るときにはこまめな見守りが必要です。
添付ファイル
厚生労働省指定型科学研究・入浴関連事故研究班作成パンフレット
・気をつけて!冬のお風呂の死亡事故
・年間1万9千人(推計値)の高齢者が浴槽内で死亡
厚生労働省指定型科学研究・入浴関連事故研究班作成パンフレット
・入浴事故を防ぐ安全対策
・もしもの時の対処
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このページに関するお問い合わせ
埼玉西部消防局 警防部 救急課
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