令和元年度消防隊救急活動訓練を実施しました。

ページ番号1002108  更新日 2019年10月11日

印刷大きな文字で印刷

 令和元年8月20日、8月30日、9月9日の3日間、狭山消防署講堂及び大会議室において、狭山消防署、富士見分署、広瀬分署、水野分署それぞれの消防隊による救急活動訓練を実施しました。

訓練の様子

訓練の目的

本訓練は、直近消防署の救急車が出動中などの理由により、消防車が救急要請場所に先着する場合を想定し、消防隊員が傷病者に対して行う救命処置、後着救急隊への情報伝達等のスキルアップを目的として実施しました。

訓練シナリオ1(30歳妊婦の意識状態が悪く、腹痛を訴えている様子。)
訓練シナリオ1(30歳妊婦の意識状態が悪く、腹痛を訴えている。)
妊婦の容態が悪化し心肺停止状態となったため、胎児への影響を考慮した心肺蘇生を実施している様子
妊婦の容態が悪化し心肺停止状態となったため、胎児への影響を考慮した心肺蘇生を実施
訓練シナリオ2(グループホーム利用者の70歳男性。食事中に心肺停止状態となり、施設看護師が心肺蘇生法とAEDによる電気ショックを1回実施していた様子。)
訓練シナリオ2(グループホーム利用者の70歳男性。食事中に心肺停止状態となり、施設看護師が心肺蘇生法とAEDによる電気ショックを1回実施していた。)
傷病者の口の中の異物を取り除きながら救命処置を実施している様子
傷病者の口の中の異物を取り除きながら救命処置を実施
訓練シナリオ3(13歳男児。学校給食中にけいれん発作を発症した様子。)
訓練シナリオ3(13歳男児。学校給食中にけいれん発作を発症。)
観察中に心肺停止状態となったため、小児に対する心肺蘇生を実施。あわせて、隊長が学校関係者から男児の情報(病歴、アレルギーの有無等)を聴取している様子
観察中に心肺停止状態となったため、小児に対する心肺蘇生を実施。あわせて、消防隊長が学校関係者から男児の情報(病歴、アレルギーの有無等)を聴取

所属長からの訓練講評の様子
所属長からの訓練講評
指導救命士によるフィードバックの様子
指導救命士によるフィードバック

 119番通報で救急車を要請したのに、消防車が先に到着することがあります。これは、心肺停止状態となった傷病者の救命を図るためには迅速な心肺蘇生法(気道確保、胸骨圧迫、人工呼吸)の実施が重要であることから、119番通報時に心肺停止状態と思われる場合には、消防車と救急車が同時に出動します。消防車が出動することにより、消防隊員による救命処置や救急隊員へのサポート等が行われ、救命率の向上が期待されます。
 本訓練を通じて、消防隊員の救命処置技術の向上を図るとともに、救急隊への情報伝達要領を確認することができました。救急需要が年々増加する中で、市民の安心・安全に対するニーズに応えるため、今後も訓練を重ねて参ります。

このページに関するお問い合わせ

狭山消防署
〒350-1333 狭山市大字上奥富1172番地
電話番号:04-2953-7111 ファクス番号:04-2954-7715
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。