東京消防庁青梅消防署合同 急流救助訓練
埼玉西部消防局では、平成26年9月9日(火曜日)に、東京都青梅市御岳地内の多摩川において、東京消防庁青梅消防署急流救助隊(山岳救助隊兼務)との合同訓練を実施しました。
訓練内容

急流河川内を対岸まで泳ぐ訓練です。急流河川内では強い力で下流に流されることから、救助隊員は水流の力を利用し対岸へと泳ぎます。
(※1) アグレッシブスイミングとは急流河川内を積極的に泳ぐ方法で、顔を水面から出しクロールにて泳ぐ方法です。
救助用のフローティングロープ(※3)を対岸へ渡す訓練です。救助隊員はロープを背中に付け急流河川内を泳ぎます。救助隊員は、自ら受ける水圧と携行しているロープの水圧を受けながらの泳法のため、強靭な体力と経験が必要とされます。
(※2)ラインクロッシングとは、対岸にロープを渡す事です。
(※3)フローティングロープとは、水に浮く救助用ロープです。

急流河川の中州や岩などに取り残されている負傷者を救出する方法で、両岸に張られた救助用ロープの中央に河川進入隊員を配置し、両岸に配置された救助隊員の救助用ロープの捌きにより、河川進入隊員を負傷者のもとまで移動させ救出します。
(※4)ブイロワーとは、救助用ロープを使用して救助する手法です。ロープがV字になる事からこの様な名称になっています。

対岸に取り残された負傷者を、河川の流れに対して斜めに張ったロープを使用して救出します。
(※5)テンションダイアゴナルラインとは、河川の流れに対して斜めにロープを張る事です。このロープを使用して救助隊員の移動や負傷者の救助を行います。
急流河川内での活動は、大変危険が伴うため活動開始前に入念なミーティングを実施します。各救助隊員の役割分担や河川に潜む危険箇所などを全員で確認します。
(※6)ブリーフィングとは、事前打合せの事を言います。
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