平成26年度山岳救助連携訓練

ページ番号1001101  更新日 2019年4月22日

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飯能日高消防署は、平成26年12月2日(火曜日)から12月4日(木曜日)までの3日間、飯能市上名栗地内の山岳地域において、山岳救助連携訓練を実施しました。

今回の訓練は、埼玉県防災航空隊による遭難者の捜索救助やNPO法人災害救助犬ネットワークと連携した捜索救助などの多岐にわたる訓練を実施しました。

訓練内容

訓練参加隊員は、集結時間及び場所のみを指定され、実際の災害と同様に活動を行うブラインド型訓練(訓練内容など事前に周知を行わないで実施する)として行いました。

訓練想定は、30代の男性2名が、横瀬駅から武甲山を経由し大持山に登山したが、大持山山頂にて日没をむかえ行動不能となった。夜明けまで待とうと思ったが、寒さに耐えられず名郷方面へ下山を始めるが、道に迷い滑落し意識を失う。その後、夜明けとともに意識を取り戻し救助要請したという内容でした。

現場指揮本部での情報収集及び活動調整

集結場所の名栗地区行政センターふるさと会館に現場指揮本部を設置しました。山岳遭難事故に関する情報収集を行い、遭難者の捜索範囲や入山ルートを選定し、大隊長より活動方針が伝えられ、山岳救助活動が開始されました。

活動調整

大隊長を中心に、捜索範囲や入山ルート等を決定していきます。

災害救助犬チームとの連携活動

災害救助犬

災害救助犬チームは、鳥首峠と妻坂峠の2ルートに別れ捜索活動を実施しました。災害救助犬は遭難者の呼気や空気中の浮遊臭を頼りに捜索活動を行います。訓練当日は風が強く、条件の悪い中での活動となりましたが、山岳地での災害救助犬による捜索活動の有効性を認識することができました。

捜索活動

遭難者からの情報や提出されていた登山届けなどの情報を基に、遭難者の名前を呼んだり、滑落した痕跡などを入念に確認しながら、鳥首峠・ウノタワ・妻坂峠の3ルートに分け大持山頂を目指し捜索活動を実施しました。

捜索活動2

捜索活動の途中、自隊の位置を地図で確認し、捜索箇所の調整、その結果を現場指揮本部に情報提供しました。

捜索活動3

現場指揮本部から指定されたルートを入念に捜索活動を行いました。

埼玉県防災航空隊との連携救出活動(遭難者発見後)

埼玉県防災航空隊へ出場要請し、ヘリコプターより降下した航空隊員と共に救出活動を実施しました。

容態観察

救急救命士の資格を有する山岳救助隊員と埼玉県防災航空隊員で、遭難者の容態を確認し救出方法を決定しました。

担架収容

遭難者を慎重に担架収容している状況です。

担架搬送

遭難者を担架に収容し、ヘリコプターに吊り上げ可能な場所まで搬送しました。

引き上げ救助

担架を稜線上まで引き上げ救出を行いました。

ピックアップ

遭難者を埼玉県防災航空隊のヘリコプターに収容している状況です。

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